教える⇒やらせる⇒○○

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音更町の学習塾 てらこや。 の壁谷です。

GW前後から

あれこれいっぱいあったので、

自分の中で咀嚼して、記事にしていきたいと思います。

おいちゃんが学習塾の講師(いまは単なるおいちゃんですが)

として、

もう丸20年が経ちましたね。

大学を出て

大学院の試験に落ちて

就職もしないで実家に帰って

本当になんとなくのバイトで初めて

腕も知識もなくて、意欲も気力もなくて

1年で辞めるだろうな

なんて自分では思っていたのですが

はてさて、どうしてなのやら

もう丸20年ですか。

その20年の中でも

指導の中心の考えみたいなものが

いろいろ変遷してきている気がします。

最初は当然  教える

教えることこそが教師や先生の務め

そう信じていましたね。

学校の先生よりもうまく速く、効率よく

どう授業をするか

みたいなことに心血を注いでいました。

しばらくして

生徒づてに

「○○って塾に行ってるんでしょ、だったら、塾で教わって」

と学校の先生に言われた、と言われて、勝ち誇っていた気がします。

でも

そうすると、高校に入ってもわからなかったら

「教えて~」と聞きに来る生徒が多くなり、

「これはちょっと違うのでは?」

と感じて気づかされました。

次が やらせる

できない子こそ

反復をとにかくやらせよう

君たちはやればできるんだ、それだけの力があるんだ

実際

やらせることをメインに据えると

うちみたいに小さい塾にくる子は最初は

やらない子というものがほとんどなので

まぁ、評判であるとか、保護者や生徒への強制から

最悪になった時期もありましたね。

でも、この考えに移行して

平均で上がった点数が100点以上になり、

それぞれの進学した高校で

1位・3位・5位などなど

てらこや。を卒業したあとでも

しっかりと自分で戦える子たちが育ってきました。

でも、強制力を弱めてしまうと

(あまり怒らずにいると、ですね)

400点を前に伸び悩む子が増えているのが現状です。

あとは、下位層の子は本当に伸びるのに時間がかかる。

具体的に言えば、指示通りに動けない

指示通りにやれなければ、点数が伸びないのだけれど

やればできる

を都合よく拡大解釈して

自分なりにがんばればできる

に変わっている子が下位層では多い気がします。

カンニングをしたり(退塾してもらいました)

スマホを鳴らしたり(イエローカードが出てます)

やるべきことや守るべきことが

おざなりになっている子が伸び悩んでいる子ですね。

それがこの2年くらい続いていまして

どうしたものかと思っていたのですが

改善のヒントとなることがありまして。

今年の受験生(現在の新高一の学年ね)

の2月の受験直前のことですが

冬期講習中に伝えた、覚えるためにやっておくように

繰り返し見て覚えるように

という指示を、まぁ誰一人やっていなくて

ぶちぎれたんですが、

そこで言ったのが

「もうお前たちは問題を解くのは禁止。解いたってなにも覚えていないんだから、解くな。無駄だ。とにかく覚えろ」

と、まぁぶちぎれたんです。

そこから一か月

受験直前なのに

問題演習は一切禁止

ただただひたすら毎日覚えるのみ。

土曜日は模試をしますが、それだけ。

それをやったら

まぁ、急激に点数が伸びたんです。ようやくですが。

やらせる

というのは

覚えていないものを見つける為

見つけた覚えていないものを覚える為

という2つのことのためのじゅんびとして

やらせている、という感じだったのですが

この2つのことを中心に据えてやらないといけないくらい

やる→覚える

のフローが当たり前になっていないんですね、今どきの子は。

だからこそ、現在てらこや。は

教える

の次の

やらせる

の次の

覚えさせる

ということに軸足を置きに行っています。

てらこや。に来て、

覚えていなかったものを覚えて帰る

みたいなことが今中心になっています。

教えてくれないの?と言われても、それがてらこや。なので。

今目の前にいる子どもの頭をよくするには

点数をあげるには、点数をとれる子どもに育てるには

どうしたらいいか、とだけ向き合っていたら

今いる子たち、そしておそらくこれからしばらくの間の子たち

には、どうしたって

覚えさせる

ということの大切さが確認できました。

昔は

教わる ⇒ 教わったんだから覚えて当たり前

解く   ⇒ 解いて間違えたんだから覚えて当たり前

だったはずなんですが、この後半の

覚えて当たり前

が消えてきているんでしょうね。

だからこそ、

大上段にそれを掲げて指導をしてあげなきゃいけないんだろうな

と気づきました。

どちらにしても

うちみたいな小さな塾を選んでくれた保護者や子ども本人のために

できることを全力でやって、最高速で改善していくのが

てらこや。の務めだと思うので

準備をしっかり頑張ります。

今のてらこや。は

教える⇒やらせる⇒覚えさせる ここにきております

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