音更町の学習塾 てらこや。の壁谷です。
できない子 伸びない子はこれを理解して
まず、できる子とできない子は、こういうイメージがある
こんな感じ。できる子とできない子はこんな風に離れている。
でも、最初からそうだったんだろうか。そうではないはず。
きっとこんなことが起きていた。
もともとはそこまで大きな差ではなかったはず。
でも、時間が経つにつれて、どんどんその差は大きくなっていった。この時間の間の努力の量と質の違いが、今の大きな差をつくり出しているのだ。能力だとか才能だとかではないはず。気づいたらめちゃくちゃ差がついていた。じゃないのだ。地道に地道に矢印を上にあげていった子が成長していって、地道に地道に正しい努力を怠った子が矢印をほんの少し、下向きにしてここまできたのだ。じゃぁ、ここからどうするべきか。そしてほとんどの子はどうしているか。
ほとんどの子は、そのまま進んでいくでしょう。努力の量も質も変えずにね。そのまま進む子は、水色の矢印。おそらく、さらに少し、ほんの少しだけだがさらに下向きになって、どんどん下がっていくだろう。本人が親がどこまで下がるのかを許容するかにもよるが、放っておけばどこまでも下がっていく。
これじゃやばいな、と親が気づき出したりして、少し努力の量と質を変えた子は紺色の矢印。でも、現状維持がせいぜいだ。落ちたところから、あがっていく見込みはない。だって、上げ方を知らないのだから。自分を変える覚悟もないしね。だから頑固で受け身で、独りよがりな人間が多い。ワークを解いてもます、市販の教材たくさんやってます、というけれど、実際は何も身になっていない。質問したって何一つ答えられないくらい覚えていないからね。成長するために大切な部分を間違えて、たくさんやってますけど、みたいなアピールも多い。有名な集団塾とかに入って、下の方のクラスで授業だけ聞いて、ノートを書くだけ書いて、学校の友達と楽しく通ってるからまぁいいか、みたいな子。親も、塾に入れてるからいいか、と放っておくタイプ。覚えもしないし、努力の量が大きく変わるわけでもないから。大きく上がることはない。よく他人のせいにする。なので、指導者はこのグループに成績をつけにくい。関心意欲態度が低くでる傾向がある。
黄色の矢印の子は、自分は変わった、頑張っていると勘違いをする恐れがある。過去の自分と比べて、よく頑張っていると思えるけれど、賢いまで行くかどうかは、言い切れない。でも気付いてほしいのは、伸びていっている赤い矢印の子との差は、縮まってはいない、ということ。順位はまだまだ大きく変わってはいない。落ちていったときの、最低のときの自分よりは上がった、というだけ。でも、油断しがち。圧倒的に学習のスピードが遅いが、素直である、という子に多い。
緑の矢印は、量を大きく変えた子。「できない→できる」を唯一味わえる子たち。大きく人生が変わる可能性あり。ただ、ここまで来られると、周りからのみられ方も「勉強できる子」と変わるので、その自負がいいほうに作用すれば、自分でさらに上に行く可能性はある。ここで勘違いをして「私は賢くなったから自分なりでいいんだ」となったり「できるようになったから、わからない問題やミスは恥ずかしいし隠したい」と見栄を張るようになると、ガクっと下がる。量だけでなく、そこに質も伴わせられるかどうかが実はすごく大切。友達のレベルにもよるが、部活や友達の平均値に引き下げられる恐れもある。一回めちゃくちゃ点数をとっても、落ちていく恐れも大きい。ここまで来たときに、さらに上の赤い矢印の子たちを見て、「自分はまだまだだな」と自己否定をしてさらにもう一段改良と質を上げることができれば、赤い子たちを大きく飛び越える可能性もあり。
赤い矢印は、いわゆるできる子。周りからもそうみられているし、自分に対してもその自負がある。そこからこぼれたくないから、もう、努力の量も圧倒的。どれだけやったって「もしできなかったらやばい」「あいつ実はそんな頭よくないじゃん」と不安になるはずだからね。やるからできるし、できるからやる。そのループをずっと行き来している。しかもこのグループの子たちは素直。指導者に言われたとおりにやることが圧倒的にできるのが、他のグループの子たちとの一番の違い。なので、指導者はこのグループの子が好きだし、いい成績をつける。
おいちゃんが20年、小中学生の子どもたちを指導していて、こういう風に分類できると言いきれる。おいちゃん(だけでなく、勉強やスポーツの指導者全員)は緑の矢印の子や黄色の矢印の子に育てたくて、あれこれ指示や指導をしている。けれど、それを守るか守らないか、一度言われたことを身につけようとするかしないか、最後の選択の部分は本人(とそういう人間に育てた親)次第なのだ。
できない子、伸びない子はこれを理解してほしいのだけれど
まず努力の量を増やす
そして努力の質を変える
質を変えるというのは、自分なりにやってますは全く違って
今あなたのことを一生懸命考えている、指導者が
「こうして」「こんな風にやろう」「これはダメ」
と今のあなたからすれば「なんで?」とおそらく理由なんてわからないであろうものをやらせようと指導してくる。
それに「はい」と、指導してくれる人に言われたのだから、素直に受け止めて言われたとおりに自分を変えようとする気持ちをもつこと。
そして、一度言われたことを覚えて、その指導の内容をずっとやり続けようとすること。一回でできたら、大天才。二三回でできたら、天才。そんなことはほとんどない。何回も何回もうまくいかないことと向き合い続ける覚悟を持つだけ。
そしてその言われたことは、今のあなたには、できなくて、わからなくて、へたくそで、やりたくなくて、というものだ。だからできないままなのだから、だけれど、それを、できて、わかって、上手で、やりたくなってきた。という子が、あなたが目指している「できる子」が持っている要素なのだ。それをもたせたくて指導者はわざわざ、あなたにダメ出しをするでしょう。それを、素直に受け止めて、全力でやろうとする。そうすれば、絶対に成長させられるよ。
だから、できない子、伸びない子は
1から1000まで指導者に言われたとおりに
全力でやろうとしなさい
素直さ
これができる自分、伸びる自分になるためのカギです。
あとはね
緑の矢印の子になる方法を知っているのは
何人も緑の矢印の子を育てている指導者だからね
緑の矢印の子自身は自分のことしかわからないけれど
指導者は何人も何十人もそういう子を育ててきているから
緑の矢印の子になるにはここだな!
というポイントを指導しようとしてくれているはずだよ!
そして指導者のいうとおりすべてやってもなかなか伸びなかったら、きっと指導者は必ずあなたのことを伸ばそうと一生懸命分析をして、その指導者の経験値全てから、最適解を出してくれるはず。だから、素直にやって、指導者の力をまるっと借りてしまった方が、絶対に成長が速くて楽なのだ。
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